常武電鉄線(現ちばらき線)の8連運用増加に伴い起こされた新形式である。
1994年から2000年にかけ、計34両が製造された。
車体は京王8000系をベースにしており、制御方式も2000系に引き続きGTO-VVVFインバータ制御が採用された。
但し車体製造コスト削減のため、前面にパノラミックウィンドウを採用せず、車体裾の絞り込みも省略された。
VVVFインバータ装置は海外製を採用した。
1次車(1994年製造) | GECアルストム製GTO-VVVF |
2次車(1999~2000年製造) | シーメンス製GTO-VVVF |
当初は2005年開業のつくば線向け車両として増備予定であった。
しかし、機器調達やメンテナンス等の問題、技術革新等の事情により、2次車以降を以って増備は見送られた。
2023年11月現在、全車両がちばらき線の沼南車両区所属である。
登場時は幕式の方向幕であったが、2014年から2017年にかけて全車の方向幕がフルカラーLEDへ交換された。
2両固定編成は全車が2018年~2021年に京王ライナー対応改造を受けた。
L/Cシートへの換装及びコンセント設置、前照灯及び急行灯兼尾灯のLED化、外観デザインの変更が行われた。
主要諸元
最高運転速度 | 110 km/h |
設計最高速度 | 120 km/h |
起動加速度 | 3.3 km/h/s |
減速度(常用) | 4.0 km/h/s |
減速度(非常) | 4.5 km/h/s |
全長 | 20,000 mm |
車体長 | 19,500 mm |
全幅 | 2,845 mm |
車体幅 | 2,770 mm |
主電動機出力 | 150 kW×4 |
制御方式 | GTO-VVVFインバータ制御 |
制御装置 | 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ |
保安装置 | 京王形ATC |
編成表
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