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ちばらき線平日ダイヤ

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ちばらき線土休日ダイヤ

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運用表

平日

  運用番号 出区駅名 発時刻   入区駅名 着時刻
1 01J 若葉台 430 → 沼南台 2211
2 02J 電鉄布佐 444 → 高幡不動 015
3 03J 電鉄龍ケ崎 448 → 沼南台 1648
4 04J 花畑 449 → 沼南台 2208
5 05J 沼南台 450 → 高幡不動 2209
6 06J 沼南台 450 → 沼南台 2203
7 07J 沼南台 454 → 電鉄布佐 102
8 08J 電鉄池袋 457 → 沼南台 2200
9 09J 花畑 457 → 桜上水 2005
10 10J 若葉台 459 → 花畑 039
11 11J 沼南台 504 → 電鉄龍ケ崎 011
12 12J 花畑 505 → 沼南台 054
13 13J 沼南台 511 → 花畑 1923
14 14J 電鉄池袋 512 → 花畑 1913
15 15J 沼南台 520 → 花畑 1933
16 16J 高幡不動 525 → 沼南台 2228
17 17J 高幡不動 545 → 沼南台 2028
18 18J 高幡不動 552 → 沼南台 2253
19 19J 電鉄布佐 604 → 沼南台 2241
20 20J 花畑 613 → 沼南台 2300
21 21J 沼南台 620 → 花畑 108
22 22J 沼南台 632 → 沼南台 038
23 23J 花畑 633 → 沼南台 2108
24 24J 桜上水 643 → 電鉄池袋 016
25 25J 沼南台 647 → 電鉄池袋 046
26 26J 高幡不動 648 → 花畑 1943
27 27J 花畑 654 → 桜上水 1955
28 28J 沼南台 655 → 高幡不動 000
29 29J 沼南台 659 → 電鉄池袋 031
30 30J 沼南台 705 → 若葉台 005
31 31J 電鉄池袋 709 → 若葉台 102
32 32J 沼南台 709 → 沼南台 1952
33 33J 桜上水 718 → 沼南台 2308
34 34J 沼南台 719 → 沼南台 2130
35 35J 沼南台 729 → 高幡不動 914
36 36J 沼南台 735 → 沼南台 2233
37 37J 沼南台 755 → 高幡不動 046
38 38J 高幡不動 915 → 電鉄布佐 014
39 39J 若葉台 929 → 沼南台 102
40 40J 沼南台 930 → 沼南台 2134
41 41J 沼南台 1030 → 若葉台 047
42 51J 電鉄布佐 444 → 高幡不動 015
43 52J 電鉄龍ケ崎 448 → 沼南台 1648
44 53J 花畑 449 → 沼南台 2208
45 54J 沼南台 450 → 沼南台 1134
46 55J 沼南台 454 → 電鉄布佐 102
47 56J 沼南台 504 → 電鉄龍ケ崎 011
48 57J 沼南台 511 → 桜上水 2005
49 58J 沼南台 520 → 沼南台 1134
50 59J 高幡不動 525 → 高幡不動 000
51 60J 沼南台 542 → 高幡不動 2209
52 61J 高幡不動 552 → 沼南台 2134
53 62J 電鉄布佐 604 → 沼南台 2241
54 63J 沼南台 617 → 沼南台 2211
55 64J 沼南台 617 → 沼南台 102
56 65J 沼南台 617 → 花畑 039
57 66J 沼南台 742 → 沼南台 2108
58 67J 沼南台 617 → 沼南台 2148
59 68J 沼南台 632 → 沼南台 2126
60 69J 沼南台 647 → 沼南台 001
61 70J 高幡不動 648 → 高幡不動 046
62 71J 桜上水 718 → 沼南台 2126
63 72J 高幡不動 915 → 電鉄布佐 014
64 81J 沼南台 446 → 電鉄布佐 044
65 82J 電鉄布佐 544 → 沼南台 2233
66 01K 京王八王子 449 → 高幡不動 1755
67 02K つつじヶ丘 450 → 沼南台 1942
68 03K 花畑 456 → 若葉台 2238
69 04K 沼南台 527 → 京王八王子 039
70 05K 若葉台 507 → 高幡不動 2142
71 06K 若葉台 529 → 高幡不動 114
72 07K 高幡不動 532 → 花畑 054
73 08K 沼南台 550 → 高幡不動 108
74 09K 高幡不動 603 → 沼南台 2223
75 10K 若葉台 627 → 若葉台 2329
76 11K 沼南台 630 → 高幡不動 030
77 12K 若葉台 630 → 高幡不動 045
78 13K 沼南台 639 → 若葉台 1321
79 14K 高幡不動 640 → 沼南台 2048
80 15K 高幡不動 650 → 若葉台 2243
81 16K 高幡不動 653 → 沼南台 2141
82 17K 沼南台 703 → 高幡不動 009
83 18K 高幡不動 836 → つつじヶ丘 2319
84 19K 高幡不動 1625 → 沼南台 2311
85 31K 橋本 459 → 沼南台 2128
86 32K 高幡不動 516 → 沼南台 2008
87 33K 高幡不動 535 → 沼南台 1922
88 34K 桜上水 545 → 高幡不動 2222
89 35K 若葉台 552 → 沼南台 024
90 36K 若葉台 557 → 桜上水 1945
91 37K 沼南台 628 → 沼南台 2338
92 38K 電鉄柏 629 → 高幡不動 1502
93 39K 沼南台 635 → 若葉台 057
94 40K 沼南台 639 → 若葉台 2213
95 41K 沼南台 649 → 高幡不動 1542
96 42K 沼南台 715 → 沼南台 2213
97 43K 沼南台 725 → 若葉台 017
98 44K 高幡不動 818 → 電鉄柏 101
99 45K 沼南台 1450 → 橋本 058
100 46K 若葉台 1749 → 沼南台 2143
101 51K 桜上水 438 → 本八幡 042
102 52K 高尾 445 → 高幡不動 059
103 53K 高幡不動 447 → 大島 2253
104 54K 高幡不動 450 → 桜上水 056
105 55K つつじヶ丘 451 → 桜上水 002
106 56K 新線新宿 501 → 大島 900
107 57K 本八幡 501 → 高幡不動 033
108 58K 高幡不動 502 → 高幡不動 055
109 59K 大島 502 → 桜上水 030
110 60K 高幡不動 512 → 高幡不動 003
111 61K 高尾山口 527 → 若葉台 2215
112 62K 若葉台 607 → つつじヶ丘 034
113 63K 高幡不動 609 → 高幡不動 048
114 64K 高幡不動 613 → 新線新宿 035
115 65K 若葉台 642 → 高尾山口 042
116 66K 桜上水 706 → 高幡不動 2042
117 67K 大島 715 → 高尾 053
118 68K 桜上水 716 → 若葉台 2228
119 71K 高幡不動 440 → 大島 2226
120 72K 高幡不動 441 → 高幡不動 2222
121 73K 高幡不動 505 → 大島 917
122 74K 大島 521 → 高幡不動 110
123 75K 大島 709 → 高幡不動 018
124 81K 高幡不動 529 → 高幡不動 2351
125 83K 高幡不動 558 → 高幡不動 2236
126 01T 高幡不動 432 → 桜上水 2252
127 02T 大島 457 → 大島 045
128 03T 岩本町 500 → 大島 032
129 04T 大島 501 → 大島 2306
130 05T 大島 541 → 高幡不動 2202
131 06T 桜上水 600 → 大島 1924
132 07T 笹塚 609 → 大島 834
133 08T 若葉台 612 → 大島 2317
134 09T 桜上水 615 → 大島 2249
135 10T 京王多摩センター 620 → 大島 2157
136 11T 大島 626 → 大島 2233
137 12T 大島 646 → 京王多摩センター 025
138 13T 桜上水 646 → 若葉台 941
139 14T 大島 650 → 桜上水 2351
140 15T 大島 656 → 岩本町 029
141 16T 大島 700 → 笹塚 2311
142 17T 大島 720 → 大島 907
143 18T 大島 724 → 大島 2239
144 19T 大島 728 → 大島 844
145 20T 大島 730 → 桜上水 041
146 31T 若葉台 512 → 笹塚 2326
147 32T 大島 559 → 大島 2303
148 33T 笹塚 624 → 大島 2347
149 34T 大島 635 → 若葉台 032
150 35T 桜上水 656 → 沼南台 008
151 36T 沼南台 745 → 桜上水 028

土休日

  運用番号 出区駅名 発時刻   入区駅名 着時刻
1 01J 桜上水 438 → 高幡不動 2236
2 02J 沼南台 443 → 電鉄池袋 031
3 03J 沼南台 446 → 高幡不動 1336
4 04J 電鉄龍ケ崎 448 → 沼南台 2126
5 05J 花畑 456 → 高幡不動 000
6 06J 電鉄池袋 457 → 沼南台 2229
7 07J 花畑 457 → 電鉄布佐 052
8 08J 高幡不動 512 → 若葉台 005
9 09J 電鉄池袋 512 → 沼南台 1508
10 10J 高幡不動 516 → 電鉄池袋 022
11 11J 若葉台 529 → 電鉄布佐 102
12 12J 沼南台 534 → 若葉台 017
13 13J 高幡不動 535 → 沼南台 2141
14 14J 若葉台 609 → 沼南台 2211
15 15J 桜上水 612 → 沼南台 2028
16 16J 沼南台 612 → 沼南台 2108
17 17J 電鉄布佐 614 → 高幡不動 045
18 18J 沼南台 629 → 電鉄池袋 046
19 19J 電鉄布佐 654 → 花畑 054
20 20J 高幡不動 655 → 沼南台 2214
21 21J 沼南台 656 → 沼南台 2130
22 22J 若葉台 702 → 花畑 032
23 23J 高幡不動 709 → 沼南台 2327
24 24J 沼南台 710 → 沼南台 2143
25 25J 電鉄池袋 721 → 高幡不動 2303
26 26J 沼南台 724 → 沼南台 2201
27 27J 沼南台 730 → 沼南台 024
28 28J 沼南台 734 → 花畑 2146
29 29J 沼南台 744 → 沼南台 038
30 30J 沼南台 750 → 桜上水 032
31 31J 沼南台 810 → 桜上水 007
32 32J 花畑 816 → 若葉台 047
33 33J 沼南台 830 → 電鉄龍ケ崎 020
34 51J 桜上水 438 → 高幡不動 2236
35 52J 沼南台 446 → 高幡不動 1336
36 53J 電鉄龍ケ崎 448 → 沼南台 2126
37 54J 花畑 456 → 高幡不動 000
38 55J 高幡不動 512 → 沼南台 1108
39 56J 高幡不動 535 → 沼南台 2141
40 57J 電鉄布佐 614 → 高幡不動 045
41 58J 電鉄布佐 654 → 花畑 054
42 59J 高幡不動 655 → 沼南台 2214
43 60J 高幡不動 709 → 沼南台 2327
44 61J 沼南台 730 → 電鉄布佐 052
45 62J 沼南台 810 → 桜上水 007
46 63J 沼南台 830 → 電鉄龍ケ崎 020
47 64J 沼南台 910 → 電鉄布佐 102
48 81J 電鉄布佐 444 → 沼南台 032
49 82J 沼南台 648 → 電鉄布佐 044
50 01K 高幡不動 437 → 若葉台 2337
51 02K 高幡不動 441 → 京王八王子 039
52 03K 花畑 449 → 高幡不動 030
53 04K つつじヶ丘 450 → 高幡不動 2224
54 05K 沼南台 450 → 高幡不動 2122
55 06K 高幡不動 502 → 花畑 108
56 07K 沼南台 513 → 高幡不動 2136
57 08K 京王八王子 519 → 高幡不動 114
58 09K 高幡不動 528 → つつじヶ丘 2319
59 10K 高幡不動 552 → 高幡不動 2251
60 11K 高幡不動 624 → 高幡不動 024
61 12K 高幡不動 627 → 沼南台 2246
62 13K 若葉台 717 → 沼南台 2008
63 14K 沼南台 722 → 沼南台 2130
64 15K 若葉台 1238 → 若葉台 2216
65 31K 若葉台 430 → 橋本 058
66 32K 沼南台 450 → 沼南台 2239
67 33K 若葉台 459 → 若葉台 032
68 34K 橋本 459 → 電鉄柏 101
69 35K 高幡不動 505 → 高幡不動 2318
70 36K 若葉台 507 → 沼南台 2048
71 37K 電鉄柏 512 → 若葉台 102
72 38K 沼南台 516 → 若葉台 2131
73 39K 高幡不動 601 → 沼南台 054
74 40K 高幡不動 611 → 高幡不動 009
75 41K 沼南台 646 → 沼南台 2123
76 42K 沼南台 704 → 沼南台 2218
77 43K 沼南台 754 → 高幡不動 2248
78 51K 高幡不動 440 → 桜上水 049
79 52K 高尾 445 → 高幡不動 048
80 53K 高幡不動 447 → 高幡不動 033
81 54K つつじヶ丘 451 → 若葉台 2202
82 55K 高尾山口 457 → つつじヶ丘 036
83 56K 高幡不動 459 → 本八幡 2237
84 57K 新線新宿 501 → 桜上水 2307
85 58K 本八幡 501 → 桜上水 2252
86 59K 桜上水 545 → 若葉台 1311
87 60K 若葉台 550 → 高尾 053
88 61K 若葉台 557 → 大島 2302
89 62K 桜上水 600 → 高幡不動 059
90 63K 高幡不動 603 → 大島 2253
91 64K 大島 625 → 高幡不動 055
92 65K 大島 708 → 高尾山口 043
93 66K 桜上水 708 → 新線新宿 045
94 67K 高幡不動 724 → 高幡不動 046
95 71K 大島 457 → 高幡不動 2222
96 72K 大島 501 → 大島 042
97 73K 高幡不動 532 → 高幡不動 110
98 74K 高幡不動 712 → 大島 025
99 81K 高幡不動 529 → 高幡不動 2351
100 83K 高幡不動 558 → 高幡不動 2238
101 01T 高幡不動 450 → 大島 2317
102 02T 岩本町 500 → 大島 2238
103 03T 大島 502 → 高幡不動 015
104 04T 大島 539 → 桜上水 041
105 05T 桜上水 615 → 若葉台 022
106 06T 大島 621 → 京王多摩センター 2340
107 07T 笹塚 624 → 大島 2233
108 08T 大島 629 → 大島 032
109 09T 桜上水 630 → 大島 2247
110 10T 若葉台 631 → 大島 2332
111 11T 大島 650 → 岩本町 029
112 12T 大島 700 → 大島 2141
113 13T 京王多摩センター 702 → 大島 2306
114 14T 大島 719 → 桜上水 051
115 15T 大島 729 → 大島 2211
116 16T 大島 739 → 笹塚 2256
117 31T 若葉台 512 → 大島 2157
118 32T 沼南台 520 → 若葉台 056
119 33T 大島 559 → 大島 017
120 34T 笹塚 609 → 沼南台 008
121 35T 大島 639 → 笹塚 2211

ダイヤ改正の考察

概要

京王電気鉄道（以下京王）との直通運転開始に伴い、ちばらき線は2005年8月以来17年ぶりの白紙改正となった。

車両運用

京王、都営、常武の3社で車両走行距離数の精算を行うにあたり、平日ダイヤでは常武車が、休日ダイヤでは京王車が走行距離を稼いでいる。
トータルでは、編成数に余裕が無い京王9000系と都営車が酷使されている。
9000系に関しては、可能な限り急行系運用を減らすことで、走行距離が抑制されているものと思われる。

常武

新宿―電鉄池袋間4.8kmの開業及び京王との直通開始に伴い、常武車は京王への直通が開始された。
また常武線内には京王、都営両社の車両が乗入れを開始した。
常武車は下記の通り運用数が変化した。

  • 10両編成: 0→2運用（0→3編成）
  • 8両編成: 40→42運用（42→45編成）
  • 2両編成: 17→23運用（27→28編成）

京王線内の特急・準特急を全て10両編成で運転するため、2連運用が6運用増加した。
10両固定編成は、運用都合で余剰となる京王8000系3編成をリースし、常武8000系として運用開始した。

京王・都営

【京王・都営編成数一覧】
  10両 8両 6両 4両 2両
京王 5000系 7本        
京王 9000系 20本 8本      
京王 8000系 11本 13本      
京王 7000系 8本   6本 7本 5本
都営 10-300系 22本 8本      
【京王・都営運用数一覧】
  組成 都営運用 京王ライナー 最大運用数 編成数
10両編成 5000系 ○ ○ 5 7
9000系30番台 ○ × 18 20
8000系
7000系
9000系0番台+7000系		 × ○ 19 25
10-300系 ○ × 20 22
8両編成 8000系
7000系
9000系0番台		 × × 16 20
10-300系 ○ × 6 8
6両編成 7000系 × × 0 1
4両編成 7000系 × × 1 2
2両編成 7000系 × × 1 4

京王では、都営非乗入れ対応の10両固定編成が8運用余剰となり、8両編成の運用が7運用増加した。
これにより、直通に先立ち常武へ8000系3本（何れもVVVF未更新車）をリースした。
2022年3月改正で都営との直通を終日6本/hとしたことで、ダイヤ改正時点で5000系、9000系共に予備編成が2本のみと苦しくなった。
そのため、9000系不足時は平日58Kを、5000系不足時は平日72Kをそれぞれ5000系、9000系で代走させている。

一方都営では特に大きな変化はなく、各車に行先の追加を行う程度に留まった。
但し京王直通増の影響で10連、8連共に予備編成が2本ずつとギリギリの状況である。
そのため、10連不足時は平日04Tを京王車で代走し、8連不足時は10連1本を8連に減車して対応するらしい。

因みに、競馬開催時は常武車も応援に駆け付けている。

特筆すべき運用

  • 休日03T
    都営車10両編成による唯一の常武―京王直通特急運用である。
    大島出庫後、京王―常武を4往復し、高幡不動に入庫する。
    ライナー運用に入らないよう工夫されているものの、精算の観点からもダイヤ作成者の趣味ではないかと疑いたくなる運用である。
  • 休日31J+62J
    常武車8+2両編成で、唯一動物園線に直通する運用である。
    多摩動物公園の開園時間に合わせて動物園線に直通し、その後は高幡不動→京王八王子と回送されて終日特急の運用に戻る。
    前後の特急や京王ライナーのスジを寝かせて、強引に設定された印象がある。
    現時点では終日運用となっているものの、運転整理の観点から今後見直される可能性も否定できない。

各社のダイヤ

常武、京王、都営共に、早朝深夜帯は15分サイクルのパターンダイヤが、他の時間帯は20分サイクル（都心部10分サイクル）のパターンダイヤが採用された。

常武

朝方上り、日中、夕方上りのダイヤは、新宿―電鉄池袋間開業に伴う時刻変更及び両数変更程度に留まった。
朝方上りの各停5本は、京王線への送り込みの都合10両編成で運転し、後寄り2両を電鉄八潮まで締切で運転する。
尚、2024年4月19日（金）までは、締切区間が新宿までであった。
また夕方上りの特急京王八王子行は、新宿から京王ライナーとして運行する都合、10両編成の後寄り2両を新宿まで締切で運転する。

朝方下りは、京王とのダイヤパターン調整及び感染症対応に伴い、本数が微減した。

夕方下りは、京王のダイヤパターンに合わせた結果、日中のパターンに電鉄池袋―花畑間の各駅停車を10分おきに追加したダイヤに変更となった。
これに伴い、東京都内の各駅は上池袋、西新井を除き増便となったものの、他は急行停車駅を中心に現状維持または減便となった。

新規開業区間の新宿―電鉄池袋間は、終日に渡り電鉄池袋折返しを残したことで、8～18本/h程度の本数に抑えられた。
特に日中は急行と特急のみの運行となる上、急行が電鉄池袋で特急を待避することから、急行の電鉄池袋―新宿間はほぼ空気輸送となっている。

京王

停車駅の変更

相互直通開始の前年、2022年3月ダイヤ改正より、種別名及び急行系停車駅が下記の通り変更となった（詳細は停車駅を参照）。

種別名 停車駅
快速 廃止
区間急行 新宿 （初台 幡ヶ谷 ）笹塚 明大前 桜上水 千歳烏山 仙川 つつじヶ丘 調布 ―（各駅に停車）―京王八王子・高尾山口・橋本
急行 新宿 （初台 幡ヶ谷 ）笹塚 明大前 桜上水 千歳烏山 仙川 つつじヶ丘 調布 京王稲田堤 京王永山―（各駅に停車）―橋本
快速急行 新宿 （初台 幡ヶ谷 ）笹塚 明大前 桜上水 千歳烏山 仙川 つつじヶ丘 調布 京王稲田堤 京王永山 京王多摩センター 南大沢 橋本
通勤急行 新宿 （初台 幡ヶ谷 ）笹塚 明大前 下高井戸 八幡山 千歳烏山 仙川 調布 京王稲田堤 京王永山 京王多摩センター 南大沢 橋本
準特急 新宿 笹塚 明大前 千歳烏山 調布 府中 分倍河原 聖蹟桜ヶ丘 高幡不動 北野 京王八王子・北野―（各駅に停車）―高尾山口
特急 新宿 明大前 調布 府中 分倍河原 聖蹟桜ヶ丘 高幡不動 北野 京王八王子・北野―（平日のみ各駅に停車）―めじろ台―（平日のみ各駅に停車）―高尾 高尾山口

これまで専用列車であった京王ライナーは特急に統合され、一部時間帯に新宿方2両を指定席として運用する体系に改められた。
また線区毎に種別の整理が行われ、京王線・高尾線系統の急行系は区間急行、準特急、特急に、相模原線系統の急行系は区間急行、急行、快速急行、通勤急行にそれぞれ統一された。

時間帯ごとのダイヤ

2022年3月以降、各時間帯のダイヤパターンは大きく変更となり、本改正でもほぼ踏襲された。

朝ラッシュ東行

朝ラッシュ東行（上り）は、緩急比1:3の10分パターンが採用された。
10分パターン内の種別と運転区間は下記の通り。

　準特急: 京王八王子→新宿（→常武直通） 1本
　通勤急行: 橋本→新線新宿（→都営直通） 1本
　区間急行: 高尾山口→新宿（→常武直通） 1本
　各駅停車: 橋本→新宿（→常武直通） 1本

7:30～8:50の間に新宿に到着する上り列車は、全て10両編成に統一されている。

日中・夕ラッシュ東行

日中と夕ラッシュ東行は、都心側緩急比1:2の10分パターン、全体では20分パターンが採用された。
20分パターン内の基本的な種別と運転区間は下記の通り。

　特急: 京王八王子―新宿（―常武直通） 1本（平日夕方は2本）
　特急: 高尾山口―新宿（―常武直通） 1本（平日夕方は0本）
　快速急行: 橋本―新宿（―都営直通） 1本
　急行: 橋本―新宿（―都営直通）1本
　各駅停車: 京王八王子―調布 1本（平日夕方は0本）
　各駅停車: 高尾山口（平日日中は高幡不動）―調布 1本（平日夕方は2本）
　各駅停車: 橋本―新宿（―常武直通） 1本
　各駅停車: 京王多摩センター―新宿（―常武直通） 1本

夕ラッシュ東行は、回送運行の都合各駅停車がつつじヶ丘で系統切断される。
また特急または準特急は全て京王八王子発着で運行され、京王線系統の各駅停車は高尾山口発着で運行される。

なお土休日は、競馬開催と沿線スタジアムでのイベント開催に伴う臨時停車・臨時列車及びその回送が設定できるよう、時間帯ごとに微妙にダイヤが異なる。
例えば、特急は下りが府中、上りが調布で平日より1分長く止まる時間帯がある。
これは東府中または飛田給への臨時停車を予め想定しているためである。
但し両方で催しがある時は、上りのみ府中競馬正門前発新宿行きの臨時特急が運転される。
この場合、定期特急は飛田給にのみ臨時停車し、臨時特急は東府中と飛田給に停車する。
また土休日は、一部の西行特急が京王ライナーとして運行される（臨時停車駅は指定席を締切扱いとする）。

朝ラッシュ西行

朝ラッシュ西行（下り）は、特急の代わりに準特急が運行される他、一部時間帯で下記が加わる。
　急行: （常武直通→）新宿→桜上水（2本のみ）

夕ラッシュ西行

夕ラッシュ西行は、緩急比1:3の10分パターンが採用された。
10分パターン内の種別と運転区間は下記の通り。

　特急京王ライナー: （常武直通→）新宿→京王八王子 1本
　通勤急行: （都営または常武直通→）新宿→橋本 1本
　区間急行: （常武直通→）新宿→橋本 1本
　各駅停車: （都営または常武直通→）新宿→高尾山口 1本

特急京王ライナーのスジを立てるため、区間急行を桜上水と飛田給で待避させるという強引な手法を取っている。
運用都合により、通勤急行と各駅停車は都営発と常武発がランダムに混在しており、利用者に少々混乱を与えているようである。

都営

2022年3月改正より、日中は緩急比1:1の10分パターンが採用され、本改正でも踏襲された。
待避可能な3駅のうち、岩本町と大島は2面3線であることから、上りは篠崎、岩本町で、下りは大島で待避を行う。
下り急行は大島まで各駅停車に続行する形となるため、新線新宿、市ヶ谷、神保町で時間調整が入る。
ラッシュ帯は従来通り全て各駅停車である。
尚、同改正で京王に快速急行が新設されたことから、都営にも快速急行が新設された（停車駅は急行と同じ）。
都営線内の急行系は、京王線内急行の列車は急行、他は快速急行として運転されることとなった。

その他

本改正を以って、常武1000系（初代）の定期運行が終了した。

私見

常武

一部時間帯を除いて線内のパターンを変えない方針を取っており、対都心側輸送に関しては特筆すべき事項は無い。
但し、夕ラッシュ時間帯は減便影響で急行が混雑する傾向にある。
また日中のダイヤがベースとなっており、ダイヤの余裕が少なすぎることは問題であろう。
せいぜい急行を10両編成に統一する等、対策が必要と思われる。
また運用都合からか、8時台上りに8両編成の急行（31T）が出現した。
感染症が落ち着き、通勤需要が回復しつつある中においては致命的にも思える。
次回改正で是正されるか、注目したい。

京王

思い切って相模原線系統の特急系を廃止し、2001年改正時に近いダイヤパターンを採用した。
急行や快速急行を仙川に停めたことで、有効列車の偏りがなくなり、各方面への所要時間短縮が実現した。
また相模原線系統は純増となり、京王多摩センター以東が緩急比1:1の利用しやすいダイヤとなったことは、利用客からも好意的に受け止められるであろう。
一方で、高幡不動以西は平日日中の各駅停車が3本/hに減便となり、利便性が著しく低下した。
利用実態を勘案してとのことであるが、実際には相模原線急行系増便によるリソース確保であると思われる。
今後の復便があるのか、注目したい。
また相模原線の特急や京王ライナーが突如廃止となったことで、利用者には相模原線がサービスダウンした印象を与えている。
都心側でラッシュ時に千鳥停車を採用した点については、現状大きな混乱は無さそうである。
通勤急行と各停が笹塚で連絡することから有効本数は大きく減ったものの、最混雑時間帯は極力通勤急行を都営直通としたことで混雑が分散化されている。
夕方の下り各停が飛田給で待避する点に関しては、遅延時の運用が難しそうである。
こちらも次回改正時に維持されるか、注目したい。

車両運用に関して、5000系のライナー運用が土日の2運用のみというのはあまりにも寂しい。
現時点では地下直関連の運用にリソースを割かれているため、これらの運行距離や本数を整理する必要がある。
次回改正時には、もう少し5000系のライナー運用が増えることを期待したい。

都営

緩急比1:1のダイヤに変更となったことで、長距離乗車の評定速度が高くなったことが特筆される。
減便となった駅が多く、現時点では通過駅利用者の不満も大きいと思われるが、10分サイクルが定着することで急行系通過駅の理解も得られることであろう。