ここでは、常武電鉄のダイヤを詳しく取り扱う。
各改正ごとのダイヤ概要を記す「改正ごとのダイヤ」と、時代の流れに伴うダイヤの変化を追う「ダイヤの変遷」の2項目を用意した。

列車番号の振り方

列車番号は常武、京王、都営の3社共通で、原則数字4桁(普通のみ3桁)+会社記号の5桁で表示される。
但し、重複する場合は2番目以降の列車番号末尾にa、b、c……を付けて6桁とする。
種別変更がある場合は、その駅から改めて列車番号を振り直す。
番号は西行が偶数、東行が奇数に揃えられた(京王はこれまでと番号の偶奇が逆転)。
尚、下表の「基本編成」とは、常武8両固定編成を指している。

  内容
千の位 種別番号(右表を参照)
百の位 発車時刻の「時」
4~9時→そのまま
10時→A
11時→B
12時→C
(以下アルファベット順)
23時→N
0時→O
1時→P
十、一の位 下り: 基本編成運用番号の上2桁×2-1
上り: 基本編成運用番号の上2桁×2-2
但し、3桁となる場合は下記のルールに従い2桁に変換
 10X→AX
 11X→BX
 12X→CX
 (以下アルファベット順)
 18X→IX
 19X→JX
末尾
アルファベット
J、B: 常武車(Jはちばらき線、Bはつくば線)
K: 京王車
T: 都営車
種別名 種別番号
各駅停車 5
普通 (無し)
区間急行 4
急行 1
快速急行 2
通勤急行 6
準特急 3
特急 0
京王ライナー 7
回送 8

運用番号は下記の通り番号・記号が割り当てられている。

会社 番号 内容
常武(ちばらき線) 01J~50J 直流車8連
※6連+2連を含む
 2000系、3000系、4000系、1000系(2代)
51J~80J 直流車2連(ライナー対応)
 2000系、3000系、4000系、1040系
81J~90J 直流車10連(ライナー対応)
 8000系
91J~99J 臨時列車
常武(つくば線) 01B~30B 直流車6連
 2000系、4000系
31B~90B 交直車6連
 4060系
91B~99B 臨時列車
京王 01K~30K 地上車10連(ライナー対応)
※8連+2連、6連+4連を含む
 7000系、8000系
31K~50K 地上車8連
 8000系、9000系0番台
51K~70K 地下直車10連(ライナー非対応)
 9000系30番台
71K~80K 地下直車10連(ライナー対応)
 5000系
81K~90K ワンマン車2連、4連
 7000系
91K~99K 臨時列車
都営(新宿線) 01T~30T 10連
 10-300系
31T~90T 8連
 10-300系
91T~99T 臨時列車

2023年3月までは、01~50がちばらき線、51~99がつくば線に充てられており、うち71~99は交直流車であった。
2両編成は運用番号末尾にAを付けて区別していた。
8両固定編成が出始めの頃、8連のみ末尾にXを付けていた時期もあった。

  内容
千の位 種別番号(右表を参照)
百の位 発車時刻の「時」
4~9時→そのまま
10時→A
11時→B
12時→C
(以下アルファベット順)
23時→N
0時→O
1時→P
十、一の位 下り: 基本編成運用番号の上2桁×2-1
上り: 基本編成運用番号の上2桁×2-2
但し、3桁となる場合は下記のルールに従い2桁に変換
 10X→AX
 11X→BX
 12X→CX
 (以下アルファベット順)
 18X→IX
 19X→JX
末尾
アルファベット
J、B: 常武車(Jはちばらき線、Bはつくば線)
K: 京王車
T: 都営車
種別名 種別番号
各駅停車
普通
(無し)
準急行 2
急行 4
快速急行 6
通勤急行 6
特急 8
回送

各社車両の運用範囲と制約

  路線
常武 京王 都営
車両 常武 ×
京王 地下直車のみ○
都営

常武の車両は、都営新宿線内への乗入れができない。
但し、新線新宿までは入線可能である。
常武には8連対応の駅があるため、一部を除き常武の各駅停車は原則3社の8連を使用する。
尚、都営へ乗入れ可能な京王車は9000系30番台20本と5000系7本のみである。

特記事項

京王ライナー

全列車が10両編成で、電鉄龍ケ崎方の2両をクロスシート(L/Cシート)の指定席としている。
京王ライナーとして運用される列車は、ちばらき線内はクロスシートの2両を締切扱いとする。
即ち、対象車両はドアカット機能が追加されている。
クロスシートは通常時はロングシートに転換して使用しており、下表の専用車両を連結する編成のみがライナー運用に就く。

  2両固定 4両固定 10両固定
常武 2000系
3000系
4000系
1040系
8000系
京王 7000系 7000系 7000系
8000系
5000系

常武は全ての2両固定編成がL/Cシートとなっているため、8+2両編成であれば全てライナー運用へ充当可能である。
京王も全ての2両固定編成がL/Cシートとなっている一方、主に地下直運用に就く9000系30番台がL/Cシート改造の対象外となった。
7000系は6+4両編成もライナーに充当するため、4両編成の新宿寄り2両もL/Cシート改造された。
5000系は登場時より全車両がL/Cシートである。
都営は全車両がL/Cシート改造の対象外となった。

各駅停車

ちばらき線八潮―柏間の急行系通過駅は、ホームが8両対応となっている。
そのため、同区間を通過する各駅停車は、原則各社の8両編成のみが運用される。
但し京王への送り込み都合、朝の一部西行列車が10両編成で運用される。
この場合は、京王ライナー対応車を用いて新宿まで後部2両を締切扱いとする。