常武電鉄では、4000系3次車4124FよりフルカラーLED方向幕を採用した。
後に1000系(初代)と2000系を除く在来車にも交換設置され、2023年3月現在662両中516両がフルカラーLEDとなった。
本項では、各形式共通の前面種別幕について扱っていく。
ドット数
各形式とも部品共通化の観点から、48ピクセル×144ピクセルに統一されている。
全国的には中程度のサイズながら、遠方からの視認生は良い。
フォント
常武オリジナルのものを用いており、全種別とも斜体となっている。
フォント名は不明である。
側面表示と異なり、日本語表記のみの固定表示となっている。
英字表記が前面で省略されている理由も不明ながら、下記2つが予想される。
・色である程度種別が判別できるため
・駅の電光掲示や側面だけで
種別ごとの幕
当研究会において、側面の方向幕を画像化したものを種別ごとに添付した。
特急(京王ライナー)
特急
準特急
通勤急行
快速急行
急行
区間急行
準急行(現在は使用無し)
普通
各停
総括
斜体のLED方向幕は、全国的に採用例が少なく、独自性が高いものである。
当初より前面の種別幕サイズを共通化してあったことで、形式にかかわらず1種類のフォントを用意するだけで事足りている。
(このことは当研究会においても非常に助かっている。)
尚、側面方向幕は3000系と4000系以降でサイズが異なるため、調整に苦労が伺える。
側面方向幕は行先の種類も多いことから、当研究会での取扱いも当面先になる見込みであることを予めお断りする。